体重計の中には体重の他にも色々な項目が表示される機種があります。
ただ、kgが体重なのは分かるけどMUS・TBW・BON・FAT・BMRって何を意味してるのか分かりませんよね。
説明書を読めば書いてありますが、読むのが面倒なあなたに向けて、それぞれ意味と見方について解説します!

体重計に表示されるMUS・TBW・BON・FATの意味と見かた
さっそくですが体重計・体組成計の表示と意味は以下の通りです。
表示 | 意味 |
---|---|
kg | 体重 |
MUS | 筋肉率 |
TBW | 水分率 |
BON | 骨量 |
FAT | 体脂肪率 |
では、次に体重以外の各項目について詳しい意味と見方を解説します!
MUS(Muscle):筋肉率とは?


MUSは体重のうち筋肉の占める割合です。
英語で筋肉を意味する言葉「マッスル(Muscle)」を略してMUSと体重計では表示されます。
一般的に筋肉率または体筋肉率と呼ばれており、単位はパーセント[%]
自分の筋肉率が他の人と比べて低いのか高いのかを知るためには、判定表を見て比較しましょう!
体筋肉立の判定表
判定 | 女性 | 男性 |
---|---|---|
低い | ~25.9% | ~30.9% |
標準 | 26.0~27.9% | 31.0~34.9% |
やや高い | 28.0~29.9% | 35.0~38.9% |
高い | 30.0%~ | 39.0%~ |
筋トレをしてるけど本当に筋肉がついているか不安になるときは、筋肉率を記録するのがおすすめです。
筋肉率が上がっていれば筋トレの効果が出ている証拠!
TBW(Total body water):水分率とは?


TBWは体重のうち水分の占める割合。
Total body waterを略してTBWとなります。
一般的に水分率または体水分率と呼ばれており、単位はパーセント[%]
体水分率の標準値
判定 | 女性 | 男性 |
---|---|---|
低い | ~44% | ~54% |
標準 | 45~60% | 55~65% |
高い | 61%~ | 66%~ |
水分率は測定する前の水分摂取量や入浴の有無などで大きく変わるので、毎日同じ体の条件で測定することが必要です。
むくみが気になるときは水分量が多いことが考えられるので、水分不足にならないように適度に調整をしてください。
BON(Bone):骨量とは?


BONは骨量で骨全体に含まれるカルシウムやリンなどのミネラル分の量を表します。
英語で骨を意味する言葉「ボーン(Bone)」を略してBONと表示。
機種によっては推定骨量や骨塩量、骨密度と呼ばれることもあります。
骨量は性別と体重によって平均値が異なるのでこちらの表を見て自分の数値と比較してください。
骨量の平均値
女性 | 男性 | |||||
---|---|---|---|---|---|---|
体重 | ~44kg | 45~60kg | 61kg~ | ~59kg | 60~75kg | 76kg~ |
骨量の平均値 | 1.8kg | 2.2kg | 2.5kg | 2.5kg | 2.9kg | 3.2kg |
特に女性は骨量が少ないと骨粗鬆症になるリスクが高くなるので、常に意識してください。
中学生・高校生で成長期のときに無理なダイエットをすると、骨量が減ってしまい将来寝たきりになるかもしれませんよ!
FAT:体脂肪率とは?


ファットは体のうち脂肪の占める割合です。
単純に脂肪を意味する言葉ですが、体重計では体脂肪率(body fat percentage)のことを言います。
既にご存知だと思いますが単位はパーセント[%]
体脂肪率の判定表
判定 | 女性 | 男性 |
---|---|---|
低い | ~19.9% | ~9.9% |
標準 | 20.0~29.9% | 10.0~19.9% |
やや高い | 30.0~34.9% | 20.0~24.9% |
高い | 35.0%~ | 25.0%~ |
体脂肪が高いと同じ体重でも太ってみえがちなので、ダイエットをするなら体脂肪にも気をつけましょう。
体重が減っても体がボテッとしていたり、むくんでいたら意味がないですからね。
BMR(Basal Metabolic Rate):基礎代謝量とは?


BMRは心臓を動かす、呼吸をする、体温を一定に保つなど生命の維持に必要なエネルギーのことです。
もっと分かりやすく言うと1日中、何もしないままでも消費されるエネルギー。
BMRはBasal Metabolic Rateの略称で、基礎代謝量や基礎代謝率と呼ばれます。
また体重計によっては日本人に馴染みの深いカロリー[kcal]で表示される製品もあることを覚えておきましょう。
基礎代謝量の標準値
年齢 | 女性 | 男性 |
---|---|---|
1~2 | 660 | 700 |
3~5 | 840 | 900 |
6~7 | 920 | 980 |
8~9 | 1050 | 1140 |
10~11 | 1260 | 1330 |
12~14 | 1410 | 1520 |
15~17 | 1310 | 1610 |
18~29 | 1100 | 1530 |
30~49 | 1160 | 1530 |
50~64 | 1100 | 1480 |
65~74 | 1080 | 1400 |
75~ | 1010 | 1280 |
表を見ると分かるように1日の基礎代謝量は男性で15~17歳、女性で12~14歳のときがピークです。
その後は加齢に伴って基礎代謝がだんだんと下がっていくので、太りやすくなります。
さらに、社会人になると運動する機会も減りますから、若い頃の体型をキープするのは大変なんです、、、
毎日、記録をして健康な体づくりをしよう


体重と体脂肪は毎日測って記録をする人が多いですが、筋肉率・水分率・骨量・基礎代謝量も記録をすると自分の体のことがもっと分かります。
例えば筋肉率を記録すると、自分のやっている筋トレが正しいかを簡単に判断できますよね。
体重は減ってるのにむくみが取れなくて顔や体がぶよぶよしてるなら、水分率が多いのかも。
運動やサウナで発汗させて適度に水分量を減らすと、むくみが取れて理想的なボディを手に入れられるはず!
頑張ってダイエットしてるのに結果がでないときは基礎代謝量が低いことが考えられるので、規則正しい生活に加えてジョギングなどで運動量を増やしましょう。


このように各項目を管理/記録することでダイエット・筋トレ・健康づくりのヒントを得ることができるので、ぜひ参考にして役立ててください!